台湾旅行(その3)

6月に入りました。そろそろ梅雨入りですが、今日はすっきり晴れた青空。眺めているだけで平和な気持ちになります。でも今年も半分がそろそろ終わると考えると複雑ですね。丁度、個展まで一年となりました。過去の個展と比べても今回は準備が捗らず、不安や焦りもするのですが仕方ありません。気負っても良い結果は生まれません、とにかく精神的に充実した状態でい続ける事を大切にしています。

そろそろ台湾旅行の報告も片づけなければなりません。今回のその3は最終日の故宮博物院の見学についてです。故宮でゆっくり時間を割きたかったので、この日の予定は故宮博物院の見学だけにしてありました。地下鉄の士林駅からバスで10分ぐらいで着きました。市街地から少し離れた、山に囲まれた場所にあります。

故宮博物院の沿革については、是非調べてみてほしいです。もともと北京の故宮に所蔵されていた宝物がどのような経緯で、最終的に極一部(全体の三割)が台北へ移されたのか、知れば知るほど複雑な思いになります。故宮博物院では館内での撮影は禁止なので、写真は入り口での撮影のみ。

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チケットを買い、簡単な荷物検査のあと入場。私はお目当ての「歴代十七帖方書名品展」の会場(204・206陳列室)へ直行。

十七帖は私が本格的に書道の勉強を始めたときに、一通り勉強した後に”みっちりと”取り組んだ最初の古典なので個人的に深い思い入れがあり、今でも大好きな古典の一つです。そして来年の個展では大型の臨書作品の展示を計画していて、今、まさにその制作に奮闘しているところです。

日本人には「三井本」や「上野本」がお馴染みだと思います。最後に「勅」字がある所謂「館本」と呼ばれているものですね。私は特に「三井本」が好きで、勉強すればするほど三井本の特徴である断筆が切れ味に繋がり、小気味よく、臨書が楽しいのです。

今回の展示も「館本」の一つが展示されていました。また展示は拓本だけではなく、歴代の書家が臨書した十七帖の展示もあり、各々の個性を感じる事ができました。蘇軾は蘇軾らしく、細部への拘りよりも流れる様子が面白く、趙孟頫はやはり線が強く骨格がしっかりした印象でした。珍しいものでは、紺紙の扇型の紙に金泥で書かれたものや、乾隆帝が臨書したものなどもありました。

じっくり鑑賞した後は、残りの展示室を時間の限り見て回りました。疲れたら書店やミュージアムショップを覗き、また鑑賞し、一度は展示スペースから退出してコーヒーショップでお茶タイムにしました。再入場を希望する場合は、退出時に腕にスタンプを押してもらいます。

陶器もかなり見ごたえがありました。しかし全てを見尽すには時間が足りませんでした。残念ですが、また次回に来る口実として故宮博物院を後にしました。

話は逸れますが、館内はかなり冷房が強く(台湾はどこでも冷房がすごく強い!)、体は冷え切り手足はとても冷たくなりました。外は30℃ぐらいなのでノースリーブのワンピースに長袖の綿のカーディガンを着ていましたが、コートが欲しいぐらいです。冷え性の人は靴下や保温性のある上着を持参するとか、体温調節ができる服装がいいと思います。

翌日は早朝便で日本へ帰るだけなので、故宮博物院の見学が台湾旅行の締めくくりとなりました。翌日は4:30に起床、チェックアウトもすぐに済み、ホテルからタクシーで空港へ。乗り遅れる事なく無事に羽田へ戻ってきました。

今回の旅行、勉強面でも遊びの面でも大変満足しています。これから暫くまとまった休暇は取れないと思いますので、この良い思い出を大切に、これからは創作のペースを上げるぞ!と気持ちはやる気に満ちているところです。

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書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住

美帆

Author:美帆
書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住。あおい書道教室を主宰、大人から子供までを指導。

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