硬筆・ペン字の大切さ ~その1~

日毎に秋が深まり、日没が早くなり、朝晩の冷え込みがどんどん増してきました。空気も乾燥してきて、そろそろインフルエンザの流行にも気をつけなければなりませんね。季節の変わり目のこの時期は、とかく体調を崩しやすいですから、少し念を入れるぐらいが丁度良いと思っています。私は少しでも喉の違和感や全身のだるさ、寒気を感じたら、すぐに葛根湯を飲んで早めに休むようにしています。これでこの数年は寝込む風邪はひいていません。

今日は硬筆、ペン字について私が思う事を書いてみたいと思います。硬筆、ペン字の学習においてまず注意する事は、筆記用具の選定と持ち方、姿勢になります。そしてこの中でも持ち方はとても重要だと痛感しています。正しい持ち方が出来ていれば、最初の山は越えたも同然です。

今更、筆記用具の持ち方なんて、、、と思われる方もいらっしゃるでしょう。でも正しい持ち方が身についている人は以外と少ないものです。私の経験上、30代後半以上の年齢の人は、まずまず正しく持てているようですが、それ以下の年齢になると、正しく持てている割合はぐっと下がります。そして20代や学生、子供ではかなり悲惨な状況なのです

私の経験上、間違った持ち方をしている人は以下の2つのパターンのどちらかに属する場合が多いです。

① 筆記用具を持つと、筆記用具が垂直に近いぐらいの角度になる→掌の中に大きな空間が保てない

② 筆記用具を持つ際、三本の指(親指、人差し指、中指)の「腹」で握っていない。(特に親指の第一関節周辺で筆記用具を握り親指が下を向かず、前方や上へ突き出している場合が多い。この場合も掌の中に大きな空間が保てない)

いかがでしょうか?心当たりのある方、いらっしゃいませんか?どちらの場合も、指、手首、腕全体に不要な力が入り、滑らかに筆記用具を運べず、字の形は崩れ、そして疲れます。その結果、必要以上の筆圧でゴリゴリ書いてしまうか、逆に全く力が入らず、フニャフニャ、クネクネととミミズが張ったような字になってしまいます。

正しい持ち方はとてもシンプルです。

親指、人差し指、中指の腹で筆記用具を握ります。この時、3本の指で楕円形を成している事がポイントです。最もイメージしやすいのは親指と人差し指をつけてOKサインを作り、この状態で筆記用具をつまむように持ち、あとは人差し指に残りの中指、薬指、小指を添える、というものです。

一度、ご自身の持ち方をチェックしてみてください。ご家族やご友人と一緒に確認し合ってもいいですね。私から是非、お願いしたいのは、小学生以上のお子さんをお持ちの親御さんへです。日頃のお子さんの学習結果はとても気になる事だと思いますが、一度筆記をしている姿勢や持ち方を冷静にご覧になって下さい。その状態のまま成人し、社会人になった姿を想像してみてください。

美しい字は正しい持ち方と美しい書き姿勢から生まれます。気が付いたときにちょっと気にしてみてください。

次回も硬筆・ペン字についてです。次回はちょっとした実践編として、書くときに心掛ける事をまとめるつもりです。

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書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住

美帆

Author:美帆
書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住。あおい書道教室を主宰、大人から子供までを指導。

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出張指導にも応じています。プライベート、グループ(企業・団体への出張可)でのレッスンなど初心者から師範取得まで柔軟に対応いたします(級、段の取得可能)。

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