FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

上手くいかない時は広い視野で

今週で7月も終わり、早いものですね。暑さは一段と厳しくなってきました。冬には夏が恋しく、夏には冬が懐かしく、、、人間って勝手だなと思うものの、この暑さは参りますね。室内での熱中症の話もあちこちで聞きます。この時期は念には念を入れて体調管理を行いたいものですね。

昨日と今日は社会人対象のレッスンでしたが、自分でも嬉しくなるぐらいの濃い内容のレッスンになりました。たまたま通常よりも参加人数が少なく、一人一人にゆっくり時間を割いてご指導する事が出来たということもあり、双方とも充実した時間となりました。

成長のスピードは個人差があるものの、練習を重ねれば絶対に、そう「絶対に!!」もれなく上達します。頑張る人にこそ上手になってほしいので、ひたむきに頑張る人を私は放っておけません。ついつい熱くなり自分でもやり過ぎなぐらいの熱血指導になってしまう事もありますが、それはもっと上手になってほしいから、もっと好きになってほしいからという一心からです。

ただ成長スピードは一律ではありません。10人いたら10通りです。練習したら、その分だけすぐに身に付けられる人、なかなか身に付かず、でも腐らずに頑張っていたらある時、急にスイスイと書けるようになる人、最初はいいスピードで進んでいたのに、あるときから停滞してしまう人もいます。ですから特に初心者や新しい書法を学び始めた段階の人には、他人と比較せずに自分を信じるようにとアドバイスしています。とにかく自分を信じ、頑張るのみ。そして迷ったり、解からなくなったら迷わず先生にアドバイスを仰いでほしいです。仲間同士で教え合うことも良い勉強になりますが、教え役になる人のレベルが肝心です。たまに間違った事を教えている事もあるので(当人は間違いに気づいていない)、やはり先生からの直接指導が最も効果的です。

そこで、なかなか思うように上達しないと悩んでいる方にアドバイスいたします。先生に添削して頂いている時、お手本を書いて頂いている時など、何に注目していますか?先生が書いている姿の全てに注目して欲しいのですが、なかなか上達しな人は「字」ばかりを見ています。先生の構えの姿勢、筆のどの位置を持ち、筆管の角度はどうか?力の入れ具合、手首や腕の使い方、スピードの変化、筆の筆圧の変化(上下運動)、臨書なら手本を見る頻度やタイミングなど、ありとあらゆる観点を観察し、何が自分と異なるか見つけながら見てみてください。私の生徒さんの一人は、添削時に私の隣で私の手の動きを実際に真似し、空中で字を書いています。この人は流石に筆使いの習得は早いものです。上手くいっていない時ほど、視野は狭くなりがちです。少し引いてみて、全体を見てみると、以外と早く解決するかもしれません。

私自信の勉強はというと、ここ数か月は隷書の学習に充て、乙瑛碑、張遷碑、礼器碑、木簡の臨書(それぞれ全臨を数回)を繰り返しつつ、臨書から倣書、そして隷書での創作も同時進行しています。お気づきの人も多いでしょうが、方筆の隷書ばかりです。以前より礼器碑が上手くなったかな、と感じられるようになりました。私もまだまだ進化していかなければなりません。私も師匠の前では一人の生徒です、足りないものだらけです。

楽しみながらゆっくり一段一段、一緒に登っていきましょう。



スポンサーサイト

雑感

梅雨が明け、予想通りの連日の厳しい暑さが続きますね。睡眠と栄養はしっかりとり、適度な運動も心がけ、とにかくバテないように夏を乗り切りたいですね。昨夏は中国へ研修旅行へ行きましたが、今年の夏は大きな予定はなく、レッスンも夏休みは設けていないので通常の生活が続きそうです。

最近、感じる事をいくつか。

その1
「いつか」やろうと思っている事があるなら、「いつか」ではなく、まず「今すぐ」やってみるべし!

これはずっと強く思っている事で、実際に指導をするようになって一層強く感じている事です。書道は生涯学習に相応しい年齢も性別も問わず、長く続けられる素晴らしいものです。とはいえ、、、私の本音は「60の手習い」では遅すぎる、せめて「40の手習い」でまず一度ゆっくりでいいからスタートしてほしいのです。リズムよく力みなく自然体に書く様子を見て、書道をやった事がない人から見ると、「あまり体力は関係なさそう」「字を書くだけだから覚える事はあまりなさそう」「お稽古の時だけ練習すればいいんだ」などといった印象をお持ちですが、書道を甘く見てはいけません。恐らく私のブログを見てくださる方は書道経験者が多い事と思いますので、どれほど体力が必要で、脳みそも使って、とにかく練習を積まなければならない事はよくご存じかと思います。
実際に指導していて学ぶ情熱はあるのに、体(体力、そして筆使い)がついてこない、一度教わった事を蓄積されていないシニア層がとても多いのです。ですから毎回、前回の内容のおさらいでほとんどの時間を過ごしています。もっと早くに習っていたら、もっと深い世界へ進めただろうと思うと勿体無いとしか言いようがありません。人間である以上、毎日老いに向かって生きているんです。未来の自分の為に、もしいつか書道をやってみたいと思っているのなら、いつかではなく今すぐスタートしてください。自分のペースでいいんですよ。

その2
「ルーツ」を感じられる世界を求めるべし!

ちょっと概念的な言い方になりましたが、古典の勉強から吸収した事、影響された事を自分の世界に投影するべきだということです。私の師匠は「古典の香りがする作品」と、ちょっと洒落た言い回しをしています。こちらの方が深く、そして端的ですね。つまり「温故知新」の姿勢を基本とせよ、ということ。実は今日、日中の仕事中に流していたラジオで、音楽についても同様の事を語り合っていた番組がありました。その時代の流行のスタイルは売れるけれど、一気に古臭くなる。でもオールドスクールには安定したものがあって、テンポなどに多少の違和感があっても永く受け継がれ、影響を残していく、、、といった内容だったと思います。今更私が特筆すべき事ではありません。当たり前の事です。書道と音楽だけではなく全ての世界に共通した姿勢です。でもこの当たり前が現在の書道界ではおざなり気味になっています。
今、世の中では「みっともない字、不恰好な字、品の無い字」が氾濫しています。そして更に残念なのは、そのようなマズい字が一端の扱いを受けている事。だから書道に不案内な人はそれで良いと思ってしまうという悪循環が生じています。表現の自由は当然ありますが、せっかく表現するのなら、素敵な方向へ向かっていきたいもの。わざわざ品の無い俗な方向に向かって自分なりの表現と言われても独り善がりなだけ。きっと書いた本人はその事さえも気がついていないのでしょう。そしてそのような人が指導しているという現実、せめてこれから学ぶ人は、きちんとした指導者のもとで稽古に励んでほしいと願うばかりです。

さて、ちょうど丑三つ時になりました。草木も眠る丑三つ時、私もそろそろ寝なければ。今回は取り留めなく内容もバラバラでしたが、特に最近「う~ん、どうにかならないかな、私に何ができるかな」と思っている2つの事を書いてみました。

暫く厳しい暑さが続きます。体調管理をしながらも楽しく、夏にしかできない楽しみも味わいながら過ごしたいですね。



筆使いの「基本のキ」

梅雨空が続きますね。気温はさほど高くないものの、湿度が高くて不快ですね。早く梅雨明けしてほしいやら、でも夏本番の厳しい暑さもうんざりやら、、、でも確かに季節は巡っています。

今回は筆使いの「基本のキ」について少し技術解説を。初心者(初心者だけではないですが)を指導していると、どの方も横画と払いの筆使いに苦心されています。今回は横画についてご説明します。

横画の始筆の状態をイメージしてください。一般的な楷書の始筆は入角が45度~60度ぐらいが適当です。角度を確認して紙に筆を置いたらその状態のまま右に移動すれば横画です。こう書くととても簡単なのですが、ほとんどの方は入角の角度はほぼ大丈夫なのに、送筆部分からだんだんおかしくなり、正しく終筆がなされていません。

ところで始筆の際、紙に筆を落とした時の筆の穂先の状態について確認したことはありますか?

このように↓なっていませんか。上手い描写ではないですが、穂先全体が釣り針の形、もしくはひらがなの「し」の形になっていないでしょうか?これは紙の上を筆で撫でているような状態で、線質は弱くなります。

shihitsu2 (2)

初歩段階ではこれでも良いでしょうが、このように↓穂先が「S」の形になるように改めてみてください。

shihitsu2 (1)

腕の力を肩の付け根から肘、そして手首、最後に筆の穂先へと流し込み力を紙に注ぐようなイメージをするとよいでしょう。以外と力が要ります。常に穂先の弾力を感じれると思います。上手くできなければ、筆を上から下(紙)へ垂直に降ろしてみてください。程よい力を入れながら落とすと、紙に着地した時に穂先がバネのようにグニャリと弾力を帯び、穂先が「S」の形になります。筆を握る指もそれなりの力で握らなければなりません。

この「S」の字の穂先が出来たら、線に立体感が生まれ線質はぐっと良くなりますよ。横画の時はこの「S」の形のまま右へ異動すれば難なく終筆ができるわけです。書道は「始めよければ終わりよし」です。逆にスタートが悪ければ、悪いまま終わってしまいます。

「S」の字の穂先は横画に限らずあらゆる場面で活躍します。大字を書く時は立ったまま、中腰で書くのですが、その時にも大いに発揮します。柔らかい羊毛の筆の扱いにも、繊細な渇筆にも、あらゆる場面で必要となる大切なテクニックです。

何となく線にキレがなかったり、作品全体が重い場合は筆使いの「基本のキ」の見直しをしてみてください。それからこれはオマケですが、初心者の人はとにかく筆の運びが早い(雑)です。特に左右の「払い」や「はね」はゆっくり丁寧に最後まで自分で面倒を見ましょう。

ブログでは対面での指導はできませんので、普段のお稽古の場で先生の筆使いをしっかり観察し、上手くできなければその場で質問して解決し、自習の場でしっかり復習、予習して次回のお稽古に臨んでみてください。

長雨が続く日はゆっくりお稽古をする日としてもいいですね。楽しみながら一歩一歩です。少しずつでも着実に積み重ねていきたいですね。私も少しでも良い指導ができるようにと、時間があるときは古典臨書にじっくりと取り組んでいます。



プロフィール

書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住

美帆

Author:美帆
書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住。あおい書道教室を主宰、大人から子供までを指導。

毎週月曜日夜間クラス(場所:新橋、成人対象)、隔週火曜日午後クラス(場所:高島平)の生徒募集中です。お問い合わせはメールフォームからお願いします。

出張指導にも応じています。プライベート、グループ(企業・団体への出張可)でのレッスンなど初心者から師範取得まで柔軟に対応いたします(級、段の取得可能)。

いまさら聞けない筆使いの基本、臨書の学習方法、創作の基本、理論などに特化した経験者向けの指導も可能です。既に他の教室で習っているものの行き詰まりを感じている方、伸び悩んでいると感じている方、私をセカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。

大文字の揮毫(パフォーマンス)、アートワーク制作、看板文字、ロゴデザイン制作なども承っております。お気軽にメールフォームよりお問い合わせください。

(注)プライベートレッスンについては、女性限定とさせていただいております。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター

カレンダー

06 | 2015/07 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。