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いつもと違う環境の中で・・・

都内はすっかり春、コート無しで歩く事がこんなに気持ち良いのかと感じています。暫く休んでいたジョギングを再開したくなってきました。本能的に体を動かしたい、そんな気分です。

私は今月から私の今年の大きな目標である「基礎の再勉強」を始めています。基礎の再勉強は定期的にするようにしていますし、自ずとやらなければと感じる瞬間があるのですが、まあ、何と言ってもしんどいのです。地味で忍耐力のいる作業だし、スイスイと進められない事が多いので、自分にイライラする事もあります。また基礎の勉強は終わりが無く、ここまでできたら完了という世界ではないため、常に自分の足りない面に直面する事となり、落ち込む事もあります。でもやらなきゃならない、それが修業です。

でも今回は、いつもの勉強の仕方と違う面があります。それは、仲間と一緒に行うという事です。せっかく基礎をしっかり再勉強するのだから、徹底的に難しく、そして普遍的な題材を腰を据えて行いたいと思い、私は師匠と書道仲間と一緒に同じ内容を勉強する事にしました(正確に言うと、私が巻き込んだようなものです)。独りで勉強するのは、マイペースで続けられる半面、甘えが出たり、他人に見せたり発表しないので、他人から評価される事もなく、緊張感が持続せず、ついついおざなりになりますが、それを避けるために他人を巻き込んで、絶対に逃げられない環境を作り出しました。こうなると量、質ともに目標が設定される事となり、計画的に勉強でき、嫌でも書かざるを得ない状況になります。また同じ課題を仲間と同時に進める事で、程良いプレッシャーが続き、仲間の作品から刺激やヒントを得たり、悩みを共有するといった、独りでは絶対に得られない大きなものが沢山あります。

書道は創作においては共作という事はないのですが、日頃の勉強では師匠や仲間の存在がとても大きいものだと感じています。独りで創作に没頭する時間と、同じ世界で同じように悩んでいる仲間が一堂に会して互いの勉強内容を見せ合う時間、どちらも大切なものです。

この「基礎の再勉強」、予定では今月から6ヶ月続きます。そして、取り上げた題材は空海です。空海を勉強する事も私が提案しました。空海、、、何て難しいんだろう。そして何てエネルギッシュなんだろう。既に空海の気力に負けそう。空海については、また日を改めて書く事にします。

久しぶりに書いた空海の風信帖の臨書です。何だか下手過ぎて・・・コメントできず、といった心境です。

kukai.jpg

何かを学んでいて行き詰っている時、行き詰らないまでもマンネリしている状況にある時、自分の環境を変える事で大きな変化が生まれ、ガラリと世界が変わったり、道が開かれる事があります。独りで悩んでいるなら、仲間と悩んだ方が絶対に建設的な方向に向かうでしょうし、他人からのアドバイスに開眼する事もあるものです。

さて6ヶ月、長いような短いような。自分で建てた目標を達成するだけでなく、この再勉強から何か生み出したいと思っています。そろそろ次の個展も・・・と考えられるようになってきたところなので。

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再読から得たもの---学ぶ姿勢

東京は桜の満開を迎え、週末はお花見日和、そして今日はあちこちで入学式が執り行われていたようで、まさに新しいスタートにぴったりの季節です。

DSC_0086.jpg
桜並木の上を走るモノレール

今月は普段より少し時間に余裕があるので、これまでじっくり腰を据えて出来なかった「基礎の見直し」を進めています。たまにこんな日が無いと頭の中も整理できないし、自分と向き合えないので、一日部屋に籠って黙々と書き続ける時間は私にとっては必要です。

そうは言っても書き続けるにも集中力の限界もあるし、疲れもします。そんな時は今度はデスクワーク切り替え、指導に使う教材作成や調べ物に充てます。そうこうしていると、気がつくと一食抜かしてしまう事もしばしばですが。

やはり先日、新しい指導のための調べ物をしていて、もう20年ぐらい前に師範になる為に勉強していた色々な本を読み直していたのですが、改めて読み返すと、大切にしなければならない内容ばかりで、感動すらしてしました。本にはところどころアンダーラインが引かれていたり、メモが書き込まれているので、恐らく当時もきっとそれなりに印象に残っていたのでしょうが、まるで初めて出会った時のような衝撃に駆られたのですから、時とともに記憶が薄れ、忘れていた事は否めません。繰り返し同じ内容を勉強し直す事の大切さを改めて痛感しました。

今回、私が深く納得した内容は、書道を学ぶ者なら絶対忘れてはいけない中国と日本の書道家が執筆した書論について解説していたものです。中国のものは孫過庭の著である「書譜」、日本のものは尊円親王の著である「入木妙」です。どちらにも学ぶ姿勢、学習の進め方について共通した内容があります。

両者をかいつまんでみると・・・

初めの段階では癖のない平正なもの(正整な手本)を学ぶ。それだけで終わっては味わいの深みに欠けるから険絶なもの(感動に富むもの、奇癖なもの)を学ぶ。この段階で終わると品位の低いものになるので、再び平正に帰る。言うまでもなくこの平正は初めの平正とは意味が違う。哲学で言えば「正-反-合」であり、論理学でいえば肯定-否定-肯定で、肯定の肯定より否定を通した方肯定の方が一層強い。こうして「人書ともに老ゆ」となる。美学でいう「老」の境地である。

・・・といった内容です。

日頃から理解していたつもりでしたが、改めて目にすると気持ちが引き締まります。そして昔の偉大な書道家達も恐らくわが身に、また弟子達に言い聞かせていた姿勢は今もこの先も変わる事がありません。

私も書とともに老いていけるよう、今を大切にしていきたいと思いました。私自身は、やっと険絶なものを学び出したところに入りました。ふぅ~・・・まだまだ先は長いですね。

プロフィール

書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住

美帆

Author:美帆
書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住。あおい書道教室を主宰、大人から子供までを指導。

毎週月曜日夜間クラス(場所:新橋、成人対象)、隔週火曜日午後クラス(場所:高島平)の生徒募集中です。お問い合わせはメールフォームからお願いします。

出張指導にも応じています。プライベート、グループ(企業・団体への出張可)でのレッスンなど初心者から師範取得まで柔軟に対応いたします(級、段の取得可能)。

いまさら聞けない筆使いの基本、臨書の学習方法、創作の基本、理論などに特化した経験者向けの指導も可能です。既に他の教室で習っているものの行き詰まりを感じている方、伸び悩んでいると感じている方、私をセカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。

大文字の揮毫(パフォーマンス)、アートワーク制作、看板文字、ロゴデザイン制作なども承っております。お気軽にメールフォームよりお問い合わせください。

(注)プライベートレッスンについては、女性限定とさせていただいております。

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