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こだわり

2月最後の今日は、東京でも珍しい程の雪が降り、足元が危うい中、レッスンに行ってきました。そして明日は打って変わって暖かくなる予報。いつもこの時期は天候が荒れますよね。でも今年は寒い日が続き、雪の日も例年より多く、北海道で育った私でも、もういい加減コートやブーツはクローゼットにしまいたい気分です。

前回のブログで、「拘り」が無くなったという内容を書きました。今、改めて振り返ると、少し誤解が生じそうなので、もう少し丁寧に、書道においての拘りについて書いてみたいと思います。

結論から言うと、どこまでも拘り続けて繰り返し練習を積み、基本が完全に身について、最後の表現の段階となった時には今までずっと持ち続けていた拘りを解放する、という事です。最初の段階から拘りが無いのは問題ですからね。

書道の世界では大きく分けて「臨書」と「創作」がありますが、臨書では自分は何を学びたいのか、何が足りないのか、常に意識しながら技法を身につける事が前提ですし、創作においては、これまで臨書で身に付けた技法をどのように生かし、展開していくかという事を考えなければなりません。また、創作する者にとっては、臨書だけでもダメ、創作だけでもダメ、どちらも両立させていかなければなりませんし、書けば書くほど、両方が大切と感じていきます。もっと言うと、技法を身につける臨書も終わりがなく、書いていくほどに向き合い方が変わってきます。自分の解釈をどのように出していくのか、収め方やバランスをどう取っていくか、筆・墨・紙を変えてみたらどうなるのか、など課題は尽きないのです。

以前、書道の道は「螺旋階段」であるとブログで書いた事があります。早く上に行きたいなら、ぐるぐる回る螺旋階段より、まっすぐの階段の方が早いですが、芸術の世界ではぐるぐる回って、あれやこれや見たり聞いたりして多くを吸収していかなければなりません。でもその積み重ねが後々効いてくる訳です。練習は絶対に裏切らないので、とにかく書くのみ。

それで話を戻して、私の拘りが無くなったという話題に戻りますが、ある作品に取り組み、私なりの解釈を突き詰めていったところ、ある拘りを捨ててしまいました。それは、、、筆で書くという事。「書道=毛筆」という大前提を取っ払い、筆ではない用具によって書いてみました。面白い試みだったと思っていますし、師匠を含め周囲も興味を持って、成り行きを見守ってくれました。でも10年前の私がやったら、師匠はきっと難色を示したのではないかと思っています。

つまるところ、まずはきっちり基本をマスターし、楽しく創作していくという事です。

週末は少し墨の色に拘って創作したいなと思っています。そして合間のちょっとした時間では淡々と臨書をしています。勿論、大好きな音楽をあれこれ聞きながら。明日から3月、どんどん暖かくなり花が咲きだしますね。

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自分の変化

今日も体の芯まで冷えるような寒さですね。風邪をぶり返さないよう、外出時には気を付けていますが、インフルエンザも流行り出し、油断はできないですね。

先週、「北京故宮博物院200選」を見に行きました。想像以上に素晴らしかったです。もう一回行ってもいいぐらい、いや次回は北京(と台湾)で見るぞと強く思いました。やはり本物には本物にしかない輝きや存在感があります。ますますアジアの文化が好きになる一方です。三希堂のレプリカも見れたし、勿論多くの書も見れたし満足、満足です。まあ、一つ難を言えばいつも思う事ですが、閉館時間を延長して欲しい事かな。

私は、といえば、このところ寒さに負けず積極的に創作に励んでいます。まだまだ納得のいく出来には到達していませんが、心地よい苦しみの中で試行錯誤を繰り返しています。

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これはその中の一つ。まだ草稿段階です。写真では大きさが表現されていませんが長さが170cmです。今見るともっと線の太さと細さの差を出したいな。これからどんどん書き込まなきゃ。

そして去年までとは少し違う境地で書いているように感じます。拘りを捨てられるようになったし、自由な発想で取り組めるようになってきました。拘りは時には必要だけど、時に最大の壁を生み出す事もあり、その匙加減が難しいのですが、私ごときが発想するアイデアは所詮、拘るには値しないのではないかと思うようになったら、とても気持ちが楽になった気がします。そして周囲からのアドバイスが今まで以上にスッと受け入れられるようになりました。それって自分のスタイルが無いってことじゃないかと思われるかもしれないですが、私が書いている以上は絶対に私の作品だし、私の個性は絶対に死にません。「こうじゃなきゃ駄目だ」と自らを苦しめている状況から脱してみると、それまでの自分がとてもくだらなく、小さく感じます。もっと自由でいいし、表現なんて無限にある。ただ常に「書」としての品格さえ保つ努力さえ怠らなければもっと楽しめるのだと、これまで積んだ体験を通してやっとこの境地に辿り着いたような感じです。

これまでも師匠から、「同じものを何回も書くのではなく、どんどん変化させていかないと」と、もう耳にタコができるほど言われてきたのですが、それを頭で理解する段階から、本当に体で理解し、体現できるようになってきたようです。

自分の変化に気づける瞬間、とても嬉しいし、自分で言うのもなんですが成長を実感できます。これからも、きっとまだまだ変化していくだろう書の道。苦しくて辛くて立ち止る事は数えきれない道だけれど、歩いている限り先は開かれていきます。うん、まだまだ進めるぞ、それにもっと書道が好きになってきた。

改めていつも応援してくれる人達や、私を勇気づけてくれる多くの古今東西のアーティストに感謝!!

立春

今日は寒さも和らぎ、立春を肌で感じる事が出来ました。季節は確かに巡っていますね。日も随分長くなってきました。季節の変わり目を実感する時、私は何となく切なさを感じ感傷的になってしまいます。上手く言えないけれど、宇宙から「確実に時は過ぎているよ、あなたの人生もね・・・」と言われているような。そう、私の人生も着実に一歩ずつ時が過ぎ、気がつくと一年、五年、十年と過ぎる。一度きりの人生、後悔しないように生きていかなきゃ。体力の衰えは自然の摂理で仕方ないけれど、気力だけは維持していきたい。

先日のレッスンの後、一人の生徒さんから「先生、疲れるでしょう?」という言葉をかけて頂きました。そうですね、本音を言えば疲れます。でもそれは心地よい疲れで、充足感に満ちています。このクラスは定員15名で2時間のレッスン。私は休む間もなく2時間びっちり添削指導を続けますので、レッスン後は喉はカラカラ。一人一人の個性や実力に応じた説明と、その場で筆使いを見せながらの指導は真剣勝負です。分かり易さとやる気を向上させる事を第一に、何よりも私自身がその教室の中で一番元気でありたいと常に思っています。これは師匠から受け継いだもの、これからは恩返しの意味でも、ずっとこの姿勢で指導にあたりたいと思っています。そして教える事を通して学ぶ事、得る事がこれほど多いものかと感謝しています。生徒さんからの質問から何かに気付いたり、改めて勉強する動機にもなる、そして純粋に生徒さんの上達は何より嬉しい。

最近、体の疲れがいつまでも取れなかったり、風邪が治りずらかったり、少しずつ体力低下しているんだろうなと感じます。これまでのライフスタイルでは早くにガタがきそう。徹夜を繰り返したり、起床時間が日によってバラバラだったりと、もうこんな生活を20年ぐらい続けていますが、そろそろ生活のリズムを一定にし、体への負担を軽減しつつ、充実した創作活動を継続していく事を模索する時期にきたようです。

このブログを書いている今も時は過ぎているんだから、今日から即実行してみよう、自分のために。

プロフィール

書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住

美帆

Author:美帆
書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住。あおい書道教室を主宰、大人から子供までを指導。

毎週月曜日夜間クラス(場所:新橋、成人対象)、隔週火曜日午後クラス(場所:高島平)の生徒募集中です。お問い合わせはメールフォームからお願いします。

出張指導にも応じています。プライベート、グループ(企業・団体への出張可)でのレッスンなど初心者から師範取得まで柔軟に対応いたします(級、段の取得可能)。

いまさら聞けない筆使いの基本、臨書の学習方法、創作の基本、理論などに特化した経験者向けの指導も可能です。既に他の教室で習っているものの行き詰まりを感じている方、伸び悩んでいると感じている方、私をセカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。

大文字の揮毫(パフォーマンス)、アートワーク制作、看板文字、ロゴデザイン制作なども承っております。お気軽にメールフォームよりお問い合わせください。

(注)プライベートレッスンについては、女性限定とさせていただいております。

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