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すっかり秋ですね

大変ご無沙汰してしまいました。こんなに間を空けるつもりはなかったのに、気が付いたら季節が秋へと変わってしまいました。記録的な猛暑の今夏、誰もが体調管理に苦労したと思いましたが、お変わりなかったでしょうか。お蔭様で私は健康状態は良好です。

8月初旬に母の入院と手術、そして9月中旬に退院と、どうしても母の都合を優先しなければならない事情があり、精神的に落ち着かない夏を過ごしましたが、無事に母が退院して家に戻り、母なりのペースで生活できそうな状況を見届けましたので、私もこれまでの日常を戻しています。レッスンは日程変更をせずに済みましたが、それがむしろ良かったとも感じています。仕事に没頭する時間も必要なわけですね。実はこんな状況の中で、制作の依頼が緊急で入り、徹夜で仕上げたりもしました。

自分の勉強もゆっくり再会しています。今は大好きな王鐸の臨書、そして王鐸の要素を盛り込んだ制作をしています。レッスンでは生徒さんが展覧会に出品し、受賞しました。それから書道専門誌『墨』(2018年9、10月号)の「展覧会ルポ」コラムにて、今回も先の個展を取り上げて頂き、心の中でガッツポーズしたり、、、頭の中でブログのネタをあれこれと思案したりという毎日を送っています。

sumi2018910.jpg

そのブログのネタですが、今一番感じる事は何の新鮮味もない内容ですが「継続は力なり」ということです。自分を振り返るだけでなく、指導を通じて生徒さんの取り組みを振り返って改めて強く感じる事です。

書道という世界はどんなに素質やセンスがあり、作品への発想をもっていても、その場だけの取り組みでは形を成さないのです。アリとキリギリスの世界ですね。そして継続の為には何が必要か・・・。情熱しかないと思います。情熱は「好き」という感情です。

そして「好き」の気持ちも個人差がありますね。好きだから苦労を苦労とも思わないという程度もあれば、そこまで頑張りたくない、気分が向いた時だけ書きたいという程度もあります。自分の情熱量の程度に合わせた目標設定がなされているかも大切なポイントです。というのも、稀に本人の気持ちや行動は「そこまで頑張りたくない程度」なのに、目標は「好きだから苦労を苦労とも思わない程度」の高い目標を掲げる人がいます。これでは空回りしてばかりになりますよね。

私は情熱の程度は千差万別で、強い情熱の人が立派だとか、ほどほどの情熱の人はいい加減だとか、そのような事は全く思っていません。嫌なのは口だけの人です。目標は達成してナンボです。

思うように継続できない人、すぐに醒めてしまう人は自分の情熱の程度と目標の程度が会っているか、再確認してみてください。そのうえで再度、自分と向き合って次の行動を決めてはいかがでしょうか。

人生100年の時代です。継続していけばとても大きなものが成されます。達成感もより大きく、自分を自分で認められるようになると思います。せっかくやるのだから、楽しく、そして少しの緊張感を持って自ら進んで取り組む意識を持っている人は、いつまでも明るく元気で若々しく活躍されています。

私もかくありたい、そう感じて日々精進しています。芸術の秋、満喫したいですね。

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個展を振り返って

早い梅雨明け後の猛暑、西日本の豪雨の被害、もともと自然災害が多い日本においてもこの夏は異常ですね。地震も頻発しているように思います。とにかく日頃の備えは万全にしておきたいものですね。

早いもので個展も先月の事となり、事後作業もほぼ終わりつつあります。もう少し早めにこちらで個展の振り返りを書きたかったのですが、手術を控えた母の通院、検査が個展の翌週にあり、4泊5日も家を空けなくてはならず、ようやく落ち着いたと思ったら7月も2週目になってしまいました。個展前から、6月は相当忙しく、かなり疲れるだろうと覚悟していましたが、むしろその意識から無理しなかったのでしょうか、思っていたほど疲れも無く、「まだまだやれる!」なんて思っています。

さて、本題の今回の個展ですが、昨年の個展から丁度一年後というスケジュール。という事で創作期間は9ヶ月ほど。当初から相当辛いスケジュールだと覚悟していたものの、やはり大変でした。年明けの1月から3月ぐらいが精神的苦痛のピークでした。

また会場が大きな空間を幾つかに仕切っている形状で、長い壁面が少なく、3m以下の壁が幾つもある空間だったので、小品を多く揃えないと会場と空間がマッチしない事もあり、作品数はこれまでの個展の中で最多の38点となりました。38点のうち新作が20点、残りの18点は昨年の個展の作品から選びました。展示レイアウトも苦労した事の一つでした。

個展は何度経験しても毎回初めての事が多く、戸惑いや困難が伴い、また分野毎にサポートしてくれる人はいるものの、最終判断は自分が下さなければならない厳しさや辛さもなかなかなものですが、今になればどれも良い経験になりました。改めてご協力、ご支援頂きました全ての皆様、本当にどうもありがとうございました。

個展会場1

個展会場2

個展会場3

個展会場4

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今回、初めて二年連続の個展を何とか無事に終え、今思う事は作り出す為の休息は必要だということ。昨年の個展の準備からですから、約2年半ぐらいはずっと緊張状態にあり、いつも作品の事が頭の片隅にあり、たとえ旅行に行っても映画を見ても、解放されることがなかった重圧感は、適度であれば良いものを作り出す原動力になりますが、度を超えるとその逆になってしまう事を実感しています。今年の残りは、次のステップの為に休息を上手にとる事、休息を取る事に申し訳ないと思わないようにしようと思っています。

そしてもう一つ。準備はとてもつらい時間で、自棄になりそうな時もあったり、かなりナーバスな時もありましたが、「やってよかった!」と心から思っています。一回り、いや半周りぐらいかな?成長できたと感じています。

去年、今年と個展を続け、まさに放出しっぱなしでしたから、暫くは空っぽになった引き出しをゆっくりと埋めていこうと思っています。基本に立ち返り、ゆっくり古典の勉強をしたいと思っています。

ご来場いただきました皆様、準備期間や開催期間にお世話になった皆様、そのほかご支援くださった皆様、心より感謝申し上げます。

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無事に個展を終了しました

お蔭様で個展は無事に終了しました!

パネル


一昨日が最終日、昨日が搬出日でした。
ご来場下さりました全ての皆様、本当にありがとうございました。

個展は何度やっても大変ですが、沢山の出会いと学びを頂け、それがその後に生きていると実感しています。
正直なところ、今回はとても辛い準備期間でしたが、今はやって良かったと思っています。

少し体と心を休め、パワーをチャージしたら、また自分らしく進んでゆく所存です。

持ち帰ったお花の香りが部屋中に漂い、疲労はあるものの癒されています。
皆様、本当にありがとうございました。今後も宜しくお願いいたします。

会場の写真は後ほどアップいたします。

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個展のご案内(長らくご無沙汰いたしました)

6月に入り、今日東京も梅雨入りとなりました。

今日まで大変ご無沙汰いたしました。気にはなっていたのですが、個展の準備のさなか、独居の母の手術の話がどんどん現実の話となり、さまざまな手配、診察の付き添いなど、その度に実家の北海道へ帰省する生活となり、かなり余裕のない生活を送っていました。何度かレッスン日程も変更する事になり、生徒さんにもご迷惑をおかけしました。母の手術は来月、今後は手術前の検査でまた帰省する事になりますが、なんとか落ち着きを戻してきました。

そして、、、私の個展はいよいよ来週!もう直前です。まだ準備は残っていますが、だいぶ目の前は明るくなってきました。
直前のお知らせですが、是非とも宜しくお願いいたします。

■石本美帆 書作展■

会期:2018年6月12日(火)~6月18日(月)
    10:30 ~ 18:30

会場:ホテル椿山荘東京 アートギャラリー
    東京都文京区関口2-10-8

shosakuten.jpg

今回はこれまでと比べ、小品を多く展示します。
日頃、書道に触れる機会が少ない方でも楽しく、親しみやすい作品を多く揃えたつもりです。生憎の梅雨の季節ではありますが、お近くにお出かけの際は、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。

皆様のご来場、心よりお待ち申し上げます。

石本 美帆

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効果的な書道の学習

2月になりましたね。

今冬は全国的に寒さが厳しく、インフルエンザの流行も例年より早く始まり、野菜は高く、、、何かと大変ですね。私はとにかく体を冷やさないよう、この時期は暖房費節約よりも暖かさを優先しています。以前「三首(首、手首、足首)」を温めると良いと聞き、なるべく意識して三首は冷やさないようにしていたら、実際ここ数年はインフルエンザは勿論、寝込む風邪をひいていません。2月も寒さが続くようなので、もう暫く三首を温めて過ごす事になりそうです。

今回は効果的な書道の学習方法について、私の持論を述べてみたいと思います。

書道の学習と聞き、どのようなイメージをお持ちでしょうか?そのまえに、まずは「書道」の定義を明確にした方がいいですね。私の「書道」は古典に立脚した毛筆による芸術です。お手本の真似を書く作業ではなく、自分の作品を追求するものです。

指導の場では一般的には初心者は初心者向けの教材、中級者は中級者向けの教材と学ぶ者の学習範囲を区切っている場合が多いです。恐らく殆どの競書でもそのような構成になっているでしょう。当然といえば当然です。初めて筆を持つ者にいきなり草書や篆書、隷書を指導する先生はいないはずですから、段階に応じて適切な教材を用いるのは当然です。ただ、この「くくり」の中でしか学習しない、学習させない事には大きな問題があると日々感じています。

よく生徒さんから「私は初心者だから条幅なんてまだまだ先です」という内容の言葉を聞きます。

果たしてそうでしょうか?私は書道の学習においてはこの考え方は違うと強く思っています。

書道の初心者は、基本的な筆使いを身に付ける段階だと思っています。正しい始筆と終筆をはじめ、払いや折れなど、文字を構成する点画の筆使いをマスターすれば、それ以降はその筆使いの組み合わせにより複雑な文字も書けるのですから。

私は初心者の段階がほぼ身に着いたらどんどん多くの経験をすべきと思っています。分かりやすくいえば、同じ字や手本だけを何度も書くだけの稽古ではなく、数多くの字を幅広く書く稽古です。余裕があるのなら、少しずつでも古典臨書にも取り組み、書道の世界の広さや深さに触れる機会を持つべきと思っています。このような体験から書道の鑑賞眼も養われます。

また「半紙が初心者、条幅が上級者」や「古典臨書は初心者には必要ない」という区分けもやめるべきで、初心者には初心者なりの条幅、臨書を書き進めるべきです。私は書道を本格的に勉強するようになって3年目ぐらい、自発的に猛烈に王羲之を学習し、十七帖や尺牘などを見様見真似で臨書していました。師匠のアドバイスにより、半紙での練習が一定量になったら、その部分を半切に書くという内容です。この時の練習が血肉となり、今の自分を支えてくれていると言っても過言ではないと、今振り返って当時の練習を懐かしく思い出す事が度々あります。あの時、師匠が「あなたは習い始めてまだ3年目、十七帖なんて早すぎる」と言ったら私は書家になれなかったでしょう。書道において「臨書」と「創作」を両輪としてバランスよく経験していくことこそが上達の肝です。

イメージが難しいようなら、スポーツで置き換えてみてください。習いたての初心者なら素振りの練習だけでしょうが、慣れてきたら少しずつ実践に役立つ練習をしていきますね。素振りが100点になってからコートに立つ人はいないでしょう。色々な要素をバランスよく積み重ね、そしてコート上で勝つことを目的としているはずです。

そして最後に、今やっている練習の目的意識をしっかり持つ事も忘れずに。これもスポーツと同じですね。目的意識を持つことやイメージトレーニングで効果は変わります。「癖だから・・・」と言い訳する人も多いですが、何度も指摘されてもなかなか直らない事は、メモするなりして練習する前に思い起こして「癖を直すんだ」という意識をもって練習してみてください。

とはいえ、全ての生徒さんに古典臨書や条幅制作を強要しているわけではありません。私は生徒さんひとりひとりに学習内容を確認しながらご指導しています。ただ、習う以上は絶対に上手くなって欲しいと思っていますので、ついついアドバイスがしつこいかもしれませんが私の愛情と受け止めてください。

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プロフィール

書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住

美帆

Author:美帆
書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住。あおい書道教室を主宰、大人から子供までを指導。

毎週月曜日夜間クラス(場所:新橋、成人対象)、隔週火曜日午後クラス(場所:高島平)の生徒募集中です。お問い合わせはメールフォームからお願いします。

出張指導にも応じています。プライベート、グループ(企業・団体への出張可)でのレッスンなど初心者から師範取得まで柔軟に対応いたします(級、段の取得可能)。

いまさら聞けない筆使いの基本、臨書の学習方法、創作の基本、理論などに特化した経験者向けの指導も可能です。既に他の教室で習っているものの行き詰まりを感じている方、伸び悩んでいると感じている方、私をセカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。

大文字の揮毫(パフォーマンス)、アートワーク制作、看板文字、ロゴデザイン制作なども承っております。お気軽にメールフォームよりお問い合わせください。

(注)プライベートレッスンについては、女性限定とさせていただいております。

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