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「手本がないと書けない」問題ーその①ー

この週末は久しぶりに雨に降られず、気持ちよく過ごせました。

私のブログに立ち寄ってくださる方は書道をしている(していた)方や、興味がある方が多いと思うのですが、今回のブログのテーマは、特に習っている(いた)人にはきっと心当たりがあるのではないでしょうか。

ズバリ、「習っているのに手本がないと書けない」問題。どうですか?「それ、私です」の方、いませんか?

これまでの指導経験から、ほとんどの生徒さんは手本そっくりに書くことを目指しているんですが、それは正しくもあり、誤りでもあるのです。なぜ、手本そっくりに書けるように手本を見ながら書いているにも関わらず、手本なしだと書けないのか?それはお手本を”見ているだけ”だからなのです。

今回の内容は、古典臨書や作品制作ではなく日常生活の中での字(メモ、手紙、のし袋など)についてのお話に限定します。

字は組み立てのルールがあります。偏(右部)と旁(左部)で構成される字、冠(上部)と足(下部)で構成される字、複数のパーツで構成される字。「子」や「女」のように分解できない字もありますが、多くの字はいくつかのパーツから構成され、各々のパーツを正しく組み立てれば美しい字になるのです。

例えば「偏と旁のルール」は使用頻度がとても多いので、私は初歩段階のうちからルールを覚えられるように、何度もおさらいしながら指導しています。「ルール=公式」なので、一つの公式を身に付けると応用させていけるんです。

つまり、このルールを覚え、仕上がりの理想形をイメージしながら練習をする習慣があるか、、、なんです。

「あ、偏と旁で構成されている字だ。じゃあ、あのルールで書けばいいんだな」と、見た瞬間に思えるか、思えないかなんです。ルールが分れば、頭の中で理想的な形が具体的にイメージできます。この理想形のイメージを鮮明に持てれば、あとは正しい筆順と筆遣いで書くだけです。

ひたすら書き続ける事も大切ですが、書く前に頭の中でどのルールを適用するか確認し、理想の形をイメージすることで効率良く美しい字を書けるようになります。ルールは一度では覚えられませんが、何度も繰り返し実践する事で身に付ければいいんです。スポーツでも論理的かつ効果的に、成功のイメージをしてトレーニングするようになってますよね。書道も同じ事です。ただ、ひたすらに何時間も書けばいいってもんじゃないのです。

私の教室では、このルールを覚えてほしくて、手本なしの課題にも取り組んでもらっています。どの生徒さんも、最初は戸惑っていますが、まずは手本なしで自分なりに書き、次に添削し私が手本を書きながらポイントを説明、そしてまた練習して仕上げる、という工程を繰り返します。手本なしといっても、例えば「左右」とか「達成」のような書写レベルからです。

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理想形をイメージしてから書く習慣を身に付けることが目的なので、一発で合格することは求めていません。ルールをどれぐらい身に付けているか確認の場にしてほいのです。

これは手本がない場でも、今まで習った成果を発揮し、自分が満足できるような字を書けるようになってほしいという私の思いです。少々手荒なレッスンかもしれませんが、慣れてきたら、どの生徒さんも違和感なく取り組んでいます。

是非、日ごろから字の組み立てのルールを思い出し、理想形のイメージを意識してみてください。あっという間に字形が整い、そして永久に維持できます。

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入会者紹介キャンペーンはじめます

今年はすでに桜も散り始め、本当に温かい春です。でも、どうも自分の気持ちが付いてこない、そんな感覚もあります。季節に置いてけぼりを食らわないよう、キリッと身を引き締めなければと気持ちを新たにした(つもり)ところです。

教室運営も、なにかテコ入れしなければと前々から思っていたので、新春を迎えるこの季節に新しいキャンペーンを始める事にしました。既存の生徒さんが新入会者をご紹介いただいた場合、新入会者もご紹介者(既存の生徒さん)も、ご入会月の月謝を\500円割引するというものです。期間や人数制限は設けず、通年を通してこの制度を適用していくつもりです。

教室運営は、教えるだけではなく、自分の「気付き」の場でもあるので、ずっとずっと長くやっていきたいと思っています。教えているつもりが、実は教えられている場でもあるんですよね。そのためには、どうしても通ってくださる生徒さんが欠かせません。本当はもっと魅力的な割引や特典を提供できればいいのですが、何分、個人で細々と運営している教室なので、今はこれぐらいの割引ですが、教室の成長と共に、今後も少しずつ関わってくださった方には還元していきたいと思っています。

キャンペーン


そして、夜間クラスも何とか再開したいと思っています。夜間クラスは社会人の方が仕事帰りに学ぶケースがほとんどで、私も長く会社員として仕事をしながら夜に書道の勉強をしていました。このような学び方ができたことにとても感謝しているので、仕事(学業)をしながら学びたいという方のお役に立ちたいという思いは消えません。

改めて、あおい書道教室をよろしくお願いいたします。

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習い事のありかた

今日はとても暖かく、気持ちよく過ごしています。

先日、某所から新学期に向け、こどもの習い事について記事を執筆してほしいと依頼を受けました。条件が合わず、辞退したのですが、特に3年生になると毛筆の授業が始まり、本人よりも親御さんの方が戸惑われている場合が多いですね。この時期からGWにかけ、3年生の親御さんからの問い合わせや相談は増えます。

ここで一言では語れませんが、親が先走って「ああしろ、こうしろ」と子供に押し付けることには反対です。やっと3年生になったばかりですよ。

家庭内で出来る事のアドバイスも良く聞かれますが、やはり基本は持ち方と姿勢です。毛筆の場合は机の高さも重要です。おへその高さです。

あと、これは私が言っては元も子もありませんが、長い目で見たら、ほとんどの人にとっては毛筆よりも硬筆のほうが役に立つ時代です(私は子供には硬筆と毛筆の両方を指導しています)。私の立場では、新しい生徒さんは大歓迎なんですが、親が無理やりやらせて、1年ぐらいでやめるケースが多く、勿体ないと感じています。1年程度では身に付かず、ただ苦痛な思い出だけ残るなんて私も辛いですし。

書道教室に行けば、誰でも字が上手くなって、集中力が身に付くのではなく、字を書くことに興味があって、一つの事に集中して取り組むことが苦にならない人が習うから、ますます上達するのだと思っています。「鉄は熱いうちに打て」も分かるのですが、子供だからこそ本人の趣向や興味に左右されるものです。とにかく習わせておけばいいんだ!という考え方は、ちょっと乱暴かなと思っています。

ただし本人がやりたいなら別です。本人が望むなら、お近くの書道教室に相談したり、体験レッスンを受けてみて検討してみるのがいいと思います。もちろん、私も喜んでご相談に乗ります。書道は習いたい時に始めるのがベストです。

それと、申し上げにくいのですが、学校の毛筆の授業が授業になっていないケースもちょくちょくあり、その手のご相談もいただきます。授業になっていない(技術的な指導がない、添削してくれない)の場合は、親御さんとして不安になり、また不満を持つのも当然です。その場合にも遠慮なくご相談ください。

とにかく、楽しく取り組んでほしいと思っています。
楽しいと思わなければ「ほどほどでよし」です。大人が苦痛にさせちゃうのが一番ダメです。

楽しい事は自ら頑張りますから、どんどん上達していきます。努力する事を学び、そして自信も付きます。この循環を子供のうちに身に付けて欲しいと思っています。努力して頑張って上達する事を学べば、大人になってから他の分野でもこの循環を繰り返す事ができるからです。そのためにも子供に対しては、まずは楽しんで取り組むことを応援したいと思っています。

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他の分野からの刺激

2月はあっという間に過ぎてしまいました。3月も既に一週間が過ぎましたが、天候が少々不安定ですね。今日は朝から冷たい雨が降っています。でも春の花の梅やミモザが咲き、気分は着実に春に向かっています。

今日は直接書道とは関連はないのですが、現代アートについてです。

3月6日、7日に東京ポートシティ竹芝で開催されたtagboat art fairに行ってきました。このブログで最近紹介している配信サイト「00:00 studio」で連日配信されている作家さんの創作現場を画面から見て、完成した作品をどうしても自分の目で見たいと思ったからです。

日頃からアート鑑賞は好きで、一人であちこち行くのですが、思い出してみてもアートフェアに一人で行ったのは初めてです。

その作家さん、アーティストネームはOUMA(オーマ)さんといいます。詳しくはホームページなどご参照いただきたいのですが、彼女の作品のコンセプトがどれも興味ぶかく、また共感できるものが沢山ありました。

特に壁一面に広がる壮大な作品、これはハガキサイズのピースの集合体。その集合体で作品なのですが、実はその構成する1ピース毎もアートであり、1ピースでも購入できるのです。だからよく見ると、ところどころ欠けている箇所がある。実際、世界各地で、色々な方が購入されているそうです。

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そして欠けた(売れた)箇所は、新たなピースで埋めることなくそのままにし、購入した人の思いや歴史を重ねていく、というのがこの作品のコンセプト。せっかく作った作品が欠けるのは勿体ないような気もしますが、その作品を愛して購入してくれた人の思いが詰め込まれるのは、参加型アートともいえますよね。

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そして私も参加しました。そうです、その場で1ピース購入しました。今の自分に欲しい色、イメージにぴったり合う一枚を選びました。一枚はハガキサイズなので、手持ちのフォトフレームが使えるのも良い。

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書道ではなかなか出来ない(出来たとしても彼女のアイデアの二番煎じになるので、やりませんが)ことで、現代アートならではの楽しみ方だと思いました。でも、書道にもやり方は異なっても、見る方が楽しめる工夫にはもっと検討の余地があると思いました。今まで、かなり一方的だったかな、と少し反省もしています。

芸術は作品とみる人との対話、自分の活動においてその根底を見直そうと思っています。

たまにこうして他のジャンルの作品を見て、作家さんから直接お話を聞ける機会は、自分の考え方や活動の枠を広がるものだと強く思った体験でした。

そして作業配信の力はスゴイ、という結論にもなる訳です。他のSNSからは伝わらない、作業している人の人柄や作業工程の一部が垣間見れる事、見せる事は、時に見ている人の行動や思考も変えてしまうのです。

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自己肯定感を持って練習を!

2月になり、少し春の気配を感じる事も多くなりました。春までもう少し、ですね。

昨日のレッスンで、ある生徒さんが「自信が出てきました!」という素敵なコメントを言われました。自分の成長を認め自信を持つこと、本当に大切です。このコメントは私もとっても嬉しいものです。中には謙虚すぎるというか、卑下しすぎている人もいますが、素直に「私、出来た!上手くなった!」と喜ぶべきです。だって出来たんだから。そして気持ちよくなって「楽しく練習する、その結果もっと上達する」を繰り返すべきだと思っています。

私は絶対に嘘は言いません。出来てもいないのに無責任に「出来てますよ」とは決して言いません。出来ているから、上達しているから、そのままを伝えているだけです。調子に乗りすぎてはいけませんが、「私、出来た!私、上手くなった!」と自分を褒めること、認める事を素直にしてほしいです。自己肯定は学びの場でもとても大切だと思っています。

さて、以前こちらでもご案内しましたが、現在、自分の稽古や創作現場を『00:00 studio』で不定期でライブ配信しています。はじめは恐る恐る、、、でしたが、やってみると新しい発見があるものです。今では楽しみながら配信しています。

悩んでいる現場も失敗している現場も、そのまま配信しています。音声をミュートしている時もありますが、音声ありで配信している時もあります。見て下さっている方からのコメントには、極力その場で返信しています。レッスンとは違うライブ感、なかなか楽しく、程よい刺激と緊張感もあり、同時に私を知って頂ける場なのかな、と思っています。

色々な方が配信されているので、他の方の作業現場を見せて頂いたり、情報交換する中で、励みになったりと、今までにない新鮮な気持ちです。配信はパソコンからもスマホからも見れますので、もし興味がありましたら、ちょっと覗いてみてください。まさに覗き見の感覚です。

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今、今後の新規レッスンについて、モワモワ頭の中で色々と考え、悩んでいます。
アフターコロナでの書道レッスン、どうあるべきかなのか。

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プロフィール

書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住

美帆

Author:美帆
書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住。あおい書道教室を主宰、大人から子供までを指導。

毎週月曜日夜間クラス(場所:新橋、成人対象)、隔週火曜日午後クラス(場所:高島平)の生徒募集中です。
レッスンの詳細はホームページ
(https://www.miho-ismt.com)をご覧ください。
お問い合わせはホームページ、または本ブログのメールフォームからお願いします。

出張指導にも応じています。プライベート、グループ(企業・団体への出張可)でのレッスンなど初心者から師範取得まで柔軟に対応いたします(級、段の取得可能)。

いまさら聞けない筆使いの基本、臨書の学習方法、創作の基本、理論などに特化した経験者向けの指導も可能です。既に他の教室で習っているものの行き詰まりを感じている方、伸び悩んでいると感じている方、私をセカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。

アートワーク制作、看板文字、ロゴデザイン制作なども承っております。お気軽にメールフォームよりお問い合わせください。

(注)プライベートレッスンについては、女性限定とさせていただいております。

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