FC2ブログ

指導を続ける理由

一気に秋が深まってきましたね。でも9月も後半ですから当然といえば当然。今ぐらいの気候が丁度良く、長く続いてほしいものです。

さて、前回の投稿でも書きましたが、コロナ感染拡大防止により長らく休止している教室のうち、火曜日午後クラスが再開しました!自分でも驚きますが休止期間は6か月。こんな事になるなんて夢にも思っていなかったし、休止に向けて何も備える事が出来ないまま、雪崩れ込むようにストップしたので、当時は現実を受け止められず、言い過ぎではなく本当に放心状態になっていました。その分、再開の日程が決まった時は、とてもとても嬉しかったです。

少し私自身の事を振り返る内容になりますが、書道の世界で生きていこうと決めた頃(すでに指導はしていましたが)、「作品制作をメインに、指導はサブで」やっていきたいと思っていました。作品制作のお仕事も有難いご縁があったし、それまで経験した事のない挑戦もできました。でも、定期的にオーダーを頂いて制作だけで生活していけるまでとはいかず、指導の仕事を中断したことはありませんでした。

それがいつしか、作品制作の仕事も指導の仕事も両方大切だと感じるようになり、今は両方あってこそ書家の仕事と思うようになっています。

指導という仕事、思っている以上に難しく、でも楽しい。そして教えるから自分も学べるんだと心底痛感しています。技術面然り、人間対人間のあり方など、沢山の事を指導を通じて教えてもらっています。子供からも、ご年配の方からも、毎回様々な気づきやきっかけを教えて頂いています。上手く対処できなかった事は、私自身の曖昧な部分がはっきりと露呈されたと気付かされ、次回までに確認する習慣も見に付きました。私は素直に「あ~、ごめんなさい。ちょっと自信が無いから次回のレッスンで回答します。私の宿題にさせてください」と素直に言っています。

また、色々なレベルの生徒さんが一緒に学ぶクラスですから、私も様々なレベルに応じた指導や手本書きなど、即座に臨機応変な対応が求められ、結果としてレッスン中は私が質・量ともに一番書いているという結果となり、実は生徒さんから毎回鍛えられているんです。

でも指導を続ける理由はそれだけではありません。生徒さんから沢山の元気、勇気、活力を頂けるからなんです。

昨日再開したクラスの最年長の生徒さんは何と93歳。毎回、誰よりも前向きに予習して臨んでいます。その生徒さんが昨日のレッスン後、「先生に貰ってほしいから」、「これからも書道を続けたいから」とレッスンがお休みの間、ご自身が書かれた塗り絵を沢山持参されてきました。

以前からリウマチで指はかなり変形しているのですが、リハビリを兼ねて書道、塗り絵、折り紙を意欲的にされています。硬筆やお箸は硬くてうまく使えないようですが、毛筆は毛で柔らかいので変形した指でも出来るのだそう。

素敵な塗り絵を全部見せて頂き、第一印象でとても素敵だと思ったこの東海道五十三次の塗り絵を頂きました。

nurie.jpg

こんなプレゼント頂いたら嬉しくて涙出るし、勇気も湧くし、コロナでくじけてなんていられません。93歳の生徒さんの期待を裏切らない先生でいたいと思うのです。この生徒さんに会うたび、生涯現役で仕事していきたい、否、していけると強く思うんです。

指導を続けたいのは、私が励まされ勇気をもらっているからです。

まだ再開できない夜間クラス、企業や団体への出張レッスンもゆっくりとゆっくりと再開なり、形を変えて新設なり、諦めずに再スタートを切りたいと思っています。

********************************************************************
レッスンの詳細はホームページをご覧ください。

レッスンや作品制作、作品レンタル等のお問い合わせはこのブログのメールフォーム(プロフィールの下)かコメント欄、またはホームページの「コンタクト」からお願いします。

レッスンについては
「教えるのが上手な先生.com」(「音楽・芸術」分野に登録)
「LESSSON(レッソン)」(レッスン全般について)
「LESSSON(レッソン)」(作品制作などについて)
からでも受け付けております。

作品レンタルの詳細はこちらをご覧ください。

些細な事でもお気軽にお問い合わせ下さい。
********************************************************************



スポンサーサイト



習慣と変わること

早いもので9月も半ば、長い梅雨が明けたと思ったら、厳しい猛暑が続き、ようやく秋を感じられるようになってきました。

新しい日常にはだいぶ慣れてきたでしょうか?秋晴れの気持ち良い日は気分転換に出かけたり、美味しいものを楽しみたくなり、少しずつ遠出をしてみてもいいかな、と考えるようになってきました。ずっと巣籠りではやっぱり不健康ですよね。私は雨の日以外はウォーキングを日課にし、4~6キロ程度歩いています。脳内整理と健康維持のためですが、無理なく続けられ、心も体もスッキリするので今後も続けていくつもりです。

最近の書作活動では、新しい試みに意識的に取り組んでいます。新しい、、、と言うと画期的なイメージがありますが、そんな大袈裟なものではありません。これまであまり使わなかった道具を意識的に使うようにしている、それだけです。長く続けていると筆も紙も墨も定番があるのですが、その定番の枠から外れたものへも目を向けています。安定路線もいいけれど、これまで知らなかったものに出会う刺激や、そこから生まれる新しいものが失敗も含めて楽しく新鮮です。

今まで使わなかった道具、ずっと押し入れや引き出しにあったのにあまり考えもせずに仕舞いこんでいました。今回のコロナの自粛生活によって、仕舞い込んでいた道具を引っ張り出し、試しに使った事がきっかけです。中には想像を上回る宝物もありました。コロナであれ「きっかけ」って大切ですね。

sumi.jpg写真は仕舞い込んでいた中から久しぶりに磨った墨の一部です。

習慣を守り続け常に同じ状態でいられる事と、習慣から抜けて新しい事へ取り組むという相反することをバランスを取りながら進んでいくことを身をもって理解しました。

私自身の仕事ではコロナの影響はとても大きく、まだまだ不安は消え去りませんが、良い面もあったんだと思えるようになってきました。

明日は長らく休止していた火曜日午後クラスの再開です。
ずっと待ち望んでいたレッスンの再開、今から楽しみで仕方ありません。
まだ再開できないクラスも、焦らず、形を変えてでも再開させたいです。

********************************************************************
レッスンの詳細はホームページをご覧ください。

レッスンや作品制作、作品レンタル等のお問い合わせはこのブログのメールフォーム(プロフィールの下)かコメント欄、またはホームページの「コンタクト」からお願いします。

レッスンについては
「教えるのが上手な先生.com」(「音楽・芸術」分野に登録)
「LESSSON(レッソン)」(レッスン全般について)
「LESSSON(レッソン)」(作品制作などについて)
からでも受け付けております。

作品レンタルの詳細はこちらをご覧ください。

些細な事でもお気軽にお問い合わせ下さい。
********************************************************************



今更ですが、墨は腐ります

毎日、酷い暑さです。エアコンをつけている室内にいても、少し体を動かすと汗かきますよね。。半紙に書くなら汗もかきかせんが、大型作品の創作となると全身運動ですから、エアコンの効いた室内でも全身汗びっしょり。昨日はちょっと頭がクラクラしてきました。過信せず、無理せず、健康第一で過ごさなければなりませんね。

夏場の書道、気を付ける事は道具の管理です。墨にしろ紙にしろ湿気は大敵です。私は紙を保存しているクローゼットは、一年を通して扉は開けっ放しにしています。

先日、SNSに磨った墨の色の違いを投稿しました。その中には腐った墨あり、紙は風邪をひいていてお恥ずかしい状態でしたが、ありのままを紹介しました。

すると「墨って腐るんですか?」という質問が多数。

「そうか、日頃書道をしない人には驚きの事実なのね!」「墨汁しか使った事がなければ当然の反応かもしれない」、、、と感じています。

書道を習っている人でも、墨汁しか使わない人の方が多いのではないでしょうか。実際、私の教室でも100%の生徒さんが墨汁ですし、私も「墨汁でいいです」と言っています。練習に必要な墨量を磨るとなると数時間かかり、その時間を確保できない人の方が多いからです。私は墨磨機を使用していますが、生徒さんに墨磨機の購入を強制できません。「興味があるなら、時間のある時に磨ってみてください」に留めています。

ということは、腐った墨がどのような状態なのか知らない人がとても多いということ。

墨は煤と膠と香料で出来ています。腐るのは膠です。固形墨は夏場だとあっという間に腐ります。墨液には防腐剤が入っていますが、古くなってくると腐る場合があります。それだけではなく、色にじみも変化してきます。(写真で紹介できればいいのですが、腐った墨が目の前にないので次の機会に)

私自身はここ数年、墨色へのこだわりがどんどん強くなっています。墨が持つ個性を知ると創作もどんどん楽しくなるし、緊張感や高揚感も高まります。目で見て習い、試行錯誤を重ねるしかないですが、良い作品を沢山見て刺激を受ける事に尽きると思っています。

普段は墨汁でも結構ですが、たまには「鑑賞して、良い刺激を沢山もらって、自分の世界に取り入れる」というサイクルを楽しんでほしいです。

そしてそして、、、筆も紙も同様ですよ!楽しみながらあれこれ試してみてください。

********************************************************************
レッスンの詳細はホームページをご覧ください。

レッスンや作品制作、作品レンタル等のお問い合わせはこのブログのメールフォーム(プロフィールの下)かコメント欄、またはホームページの「コンタクト」からお願いします。

レッスンについては
「教えるのが上手な先生.com」(「音楽・芸術」分野に登録)
「LESSSON(レッソン)」(レッスン全般について)
「LESSSON(レッソン)」(作品制作などについて)
からでも受け付けております。

作品レンタルの詳細はこちらをご覧ください。

些細な事でもお気軽にお問い合わせ下さい。
********************************************************************



道具との二人三脚

8月に入り、梅雨が明けたと思ったら猛暑。もう8月!と驚くのと同時に、3月以降、今日まで大きな活動もできず虚しさも感じています。

時間があっても気持ちが充実していないと、新たな発想も生まれないものだと実感する毎日ですが、極力、臨書は続けています。今は褚遂良の「枯樹賦」。徹底的に俯仰法を身に付けるには良い手本です。また字形の変化の付け方も大変参考になります。

半紙での臨書は黙々と淡々と進めていきますが、それだけでは目的には到達できません。半紙臨書から創作への応用、これがもっとも重要。先週も全紙2作品を二日に分けて書いてみました。まだ草稿です。

せっかくだからと、久しぶりに気に入っている唐墨(油煙墨)を擦りました。良い色が出ました。こんな良い色が出ると、もっともっと書きたいと思うんです。

花蝶

涙雨

書道はただ字を書くだけではありません。筆による線の表情、墨の色、かすれやにじみ・・・とりわけ墨の色は作品の第一印象を大きく左右します。良い道具に出会えただけで、「よしっ!」と気合が入るし、心の余裕にもなります。そして、その道具の魅力を引き出せるような作品を書きたい、と思うのです。自分の腕だけでは何も成立しない、道具との二人三脚、そんな気持ちです。

今は次の個展など全く考えられませんが、この状況が落ち着いたら、一新した作品も発表したいと思っています。まずは夏の暑さに負けずに生活する事ですね。今年はお盆の休暇も、旅行の予定もなく、いつもの毎日を過ごす予定です。

********************************************************************
レッスンの詳細はホームページをご覧ください。

レッスンや作品制作、作品レンタル等のお問い合わせはこのブログのメールフォーム(プロフィールの下)かコメント欄、またはホームページの「コンタクト」からお願いします。

レッスンについては
「教えるのが上手な先生.com」(「音楽・芸術」分野に登録)
「LESSSON(レッソン)」(レッスン全般について)
「LESSSON(レッソン)」(作品制作などについて)
からでも受け付けております。

作品レンタルの詳細はこちらをご覧ください。

些細な事でもお気軽にお問い合わせ下さい。
********************************************************************



教室再開のお知らせ

四連休が始まりましたが、今年は梅雨が長いですね。東京の梅雨明けは8月に、という情報も。雨やどんよりとした空が続き、頭と体がシャキッとしません。そして新型コロナウイルスの感染者は増加の一方。不安な事を挙げれば尽きませんが、ちょっとした楽しみや幸せを見過ごさないようにと自分に言い聞かせています。

そして、今日は良いお知らせです。

新型コロナウイルス感染防止のため、3月から休止だった教室のうち、火曜日クラスが9月から再開する事になりました!

この再開には生徒さんに全面的に協力していただきました。もう感謝しかありません。休止の間(今もですが)は希望者には添削指導を続けていましたが、届く添削作品には、どの生徒さんからも「早く教室が再開できたらいいのに・・・」というメッセージが添えられていて、どれ程勇気づけられたか!授業再開が今から楽しみでなりません。

再開する火曜日クラスは他のクラスに比べ、月謝をかなり安く設定しています。もしご興味がありましたらお問い合わせくださいませ。

◆あおい書道教室 火曜日クラス◆
レッスン開催日:隔週火曜日(第1・3週が基本)
レッスン時間:13:30~15:30
レッスン場所:東京都板橋区「新河岸一丁目集会所」(最寄駅:高島平、駅から徒歩10~15分)
月謝:3,100円(別途会費必要、1ヵ月あたり200円程度)

他のクラスも、なるべく早く再開したいと思っています。

レッスン再開時には、お休みだった期間の鬱々とした気分を一瞬で吹き飛ばすようなエネルギー満タン状態で臨みますよ!!

********************************************************************
レッスンの詳細はホームページをご覧ください。

レッスンや作品制作、作品レンタル等のお問い合わせはこのブログのメールフォーム(プロフィールの下)かコメント欄、またはホームページの「コンタクト」からお願いします。

レッスンについては
「教えるのが上手な先生.com」(「音楽・芸術」分野に登録)
「LESSSON(レッソン)」(レッスン全般について)
「LESSSON(レッソン)」(作品制作などについて)
からでも受け付けております。

作品レンタルの詳細はこちらをご覧ください。

些細な事でもお気軽にお問い合わせ下さい。
********************************************************************



プロフィール

書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住

美帆

Author:美帆
書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住。あおい書道教室を主宰、大人から子供までを指導。

毎週月曜日夜間クラス(場所:新橋、成人対象)、隔週火曜日午後クラス(場所:高島平)の生徒募集中です。
レッスンの詳細はホームページ
(https://www.miho-ismt.com)をご覧ください。
お問い合わせはホームページ、または本ブログのメールフォームからお願いします。

出張指導にも応じています。プライベート、グループ(企業・団体への出張可)でのレッスンなど初心者から師範取得まで柔軟に対応いたします(級、段の取得可能)。

いまさら聞けない筆使いの基本、臨書の学習方法、創作の基本、理論などに特化した経験者向けの指導も可能です。既に他の教室で習っているものの行き詰まりを感じている方、伸び悩んでいると感じている方、私をセカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。

アートワーク制作、看板文字、ロゴデザイン制作なども承っております。お気軽にメールフォームよりお問い合わせください。

(注)プライベートレッスンについては、女性限定とさせていただいております。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター

カレンダー

08 | 2020/09 | 10
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

月別アーカイブ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード